殉教の地・八代に
カトリックの心が息づく

1900年（明治33年）に、シャルトル聖パウロ修道女会が熊本県の八代市で福祉事業と教育事業を始めて120年。白百合はすっかりこの地に根を下ろしました。曾祖母、祖母、母、子と4代が、この学園で青春を送る家族もいるほどで創立100年の歴史を礎に、2009年、井上町新校舎での新しい歩みを始めた八代白百合学園は、従順・勤勉・愛徳の校訓のもと地域に貢献する女性を生み出してきた実績の上に、国際社会で活躍できる人材の育成を目指して教育を行っています。

校　訓

従 順

〜真の自由を生きるよろこび〜

勤 勉

〜能力をみがき役立てるよろこび〜

愛 徳

〜互いを大切にし合うよろこび〜

校章の由来

「気品」「優しさ」「強い意志」のイメージを持つ白百合の花をかたどった校章は、八代白百合学園のすべての姉妹校がかかげるものです。
「聖母マリア」を理想の女性とし、生徒達が優しく気高く、そして社会に貢献する女性となるようにとの願いが込められています。

校長先生からのメッセージ

八代白百合学園は1909年（明治42年）に創立し、110年を越える歴史と伝統を持つカトリックのミッションスクールです。歴史的にキリスト教との縁が深かった八代の地に、1900年シャルトル聖パウロ修道女会の3人のマ・スールが訪れ、教育活動が始まりました。
学校法人白百合学園の教育目標は、「神様と人の前に誠実に歩み、愛の心をもって社会に奉仕・貢献できる女性の育成」を掲げています。全国に7つの姉妹校を持ち、「従順」「勤勉」「愛徳」の共通した校訓に基づき、これまで多くの優れた卒業生を輩出しています。
八代白百合学園には、ミッションスクール女子校ならではの温かな雰囲気があります。それは、「隣人を自分と同じように愛しなさい」という聖書の言葉を知っているからでしょう。ありのままの自分を大切にするとともに、他者に対しても思いやりがあり、お互いを大切にし合う雰囲気にあふれています。
私たち教職員も、学習や部活動をはじめ、様々な教育活動を通して、生徒たちの成長に寄り添い、「笑顔の白百合」を学園、地域社会、国際社会に広げていけるよう取り組んでいます。
校長　宮嶋 久美子